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ゲームレビューNo.6
SIMPLE2000シリーズVol.9“恋愛アドベンチャー”

BITTERSWEET FOOLS
[ビタースイート フールズ]

ハード:プレイステーション2(CD−ROM)
ジャンル:インタラクティブ・ノベル(ADV)
発売元:D3 PUBLISHER(SIMPLE2000)/minori(BSF)
発売日:(未調査)購入日:2002年10月8日
価格:¥2,000−


※05年8月 レポート差し替え
 ゲームページの模様替えを期に以前書いたレポートを読み返してみると、なにやら色々アカン事になってるみたいで・・・。全部差替えてると時間かかるので削除・修正で対応することに。

 元々コメントを入れてあれこれやろうと思っていたんですけど、とりあえずメモで残していた各ストーリーの印象に残った&お気に入りのセリフ集を書き連ねておきます。

※以降はゲームの内容に関する情報(ネタバレ)を含みます


Story

プロローグ

第一話『誰のものでもない猫』whose cat is this?

第二話『小鳥の見る夢』voiceless hummingbard

第三話『籠の中には』people in the cage

第四話『全世界がひとつの舞台、そして人間はみな役者にほかならぬ』
all the world's a stage, and all the men and women merely players.

第五話『黒兎』fore eyes see more than two

第六話『幕間劇 ずぶ濡れの雲雀』skyrark dream

第七話『あるべきなのかしら?』to be, or not to be?

第八話『空に響く願い人の詩』give me excess of it

第九話『懐に御用心』so many the outward shows be least themselves.

第十話『サファイアブルーの幻想』goodbye Mr.British

第十一話『絵の中の希望』Holy Family with the young Saint John.

第十二話『幕間劇 道徳の交差』crossing shadows.

第十三話『地下水道の夢』nothing venture, nothing gain

第十四話『冷たい傷跡』let your indulgence set.me free.

第十五話『普通の存在たち』all or nothing

第十六話『殻を割るもの』it is the cause

第十七話『私は私の好きな名前を呼ぶ』my name is ...

第十八話『現実に眠る姫君たち』
As dream are maid on, and our little life is rounded with a sleep

第十九話『駆けていく兎』running on the hill

第二十話『全てのものに降る雪』white rain

第二十一話『瞳から落ちるもの』tears.

第二十二話『グッバイ・イエスタデイ』hello tomorrow


Game Review

 一見、“2,000円”という安価な価格故に侮りがちになってしまうのですが、その内容はPC版(8,800円)の移植なので値段並みの薄っぺらい内容ではないです。
 私自身、購入前にそう思ってお店に向かったのですが、ふとソフトを手に取った時
(もしかしてPC版からして2,000円の価値しかないとか・・・・・?)
 と不安になりましたが、いざゲームを始めてみるとそれが杞憂だった事が判りました。もし、私が先行してPC版を買っていたとしてもその値段(8,800円)に損は無かったと思ったでしょう。
 “それ以上の値段”で“それ以下”なものは一杯ありますからね。

 ですが“値段並”の部分も残念ながら存在します。
 多くの方がゲームを始めてすぐに知る事になると思いますが、ゲーム中に流れるBGMがしばらくすると───必ず───“輪唱”を始めるんです。
 発生する条件はイマイチよく判らないのですが、BGMが一曲を終えループしてまた始めから流れる時に“ズレ”が生じ、曲の裏に遅れてもう一曲が流れる感じになります。
 判りやすくいうと童謡(?)の“かえるのうた”のようにBGMが流れるわけです。流石に2パート以上は増えない(と思う)らしいですが、しばらくそのままにしておくと曲のリピートのところでBGMが止まってしまいます。
 BGMが切り替わる画面展開まで待つか、あるいはゲームをセーブ>ロードすれば正常な状態に戻せるものの、前者は最も盛り上がる場面でそれをやられるとかなり損した気分にさせられますし、後者は読み込み時間の問題もあって面倒です。
 コンシューマー用のソフトゆえに対策は無く、せっかく良い雰囲気の世界観が損なわれてしまうのは残念ですが、そこは“値段で納得してくれ”と言うメーカー側の悲痛な願いが見え隠れしているので、仕方ないから目をつぶってあげましょう。

 ゲームシステム自体の出来ですが、最近のADVらしく片手で操作が可能であったり、見過ごしたログの確認が出来たり、未読テキストまでのスキップが出来たりと機能は充実。欲を言えばせっかくアナログスティックを使うのだから、それ独特の操作(動作量でテキストの速度を可変できるとか)があっても良かったなと思いましたが、それは贅沢というものでしょうか。
 セーブファイルの読み書きは若干遅め。意図的なのかもしれませんが上記にあるBGM修正のためのセーブ/ロードを頻繁にやろうと思うほど速くはありません。セーブファイルの数は十分で、各話の頭を1つずつセーブしてもまだ数箇所余るほどあるので便利です。
 あと起動時の読み込みが遅く、激しく回るCD−ROMの音を聞いて“うわ、(起動)失敗か?”と思ってしまうほど。私自身、初回起動時に勘違いし2回ほどリセットボタンを押してしまいましたよ。


Play After

 最後まで慣れなかったのがタイトル画面。これ見よがしに大きく書かれた“メインタイトル”

“THE 恋愛アドベンチャー”

 そう。シンプル2000シリーズであるが故に本来のタイトル“BITTERSWEET FOOLS”という名はあくまでサブタイトル扱いになっているのです。パッケージ上では。
 このなんとも間の抜けたタイトルに耐え、しばらくすると件のOPが始まって癒されるんですが、やはり起動時にはどうしても“メインタイトル”を通らなければならず、それが嫌でそれだけの為にPC版を買ってしまおうかと本気で考えたほど。

 私の“普通性格”故に当然の結果といえるのかもしれませんが、初回プレイでは1話〜5話・8話〜10話・17話・20話〜22話とほぼ“必ず通る話”だけしか見る事が出来ず、いきなり話数が飛んでそのままエンディングを迎えた時には溜息混じりの苦笑が漏れました。それはそれでちゃんと話を完結していてくれればよかったのですが、流石に10話以降の話が飛びすぎているので最後の方の話しでは知らない話題や人物名が出てきて困惑させられました。

 クリア後、見れなかった部分を探すべくストーリーを追い、ようやく全ての話を見終わったときに「これだったら別にマルチストーリーにしてくれなくても良かったのに・・・・・」と多少不満がありましたが、まぁ、そのお陰でこのお話が“何度見ても(読んでも)面白い”事に気付かせてもらえたのでよしとしましょうか。


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